【光遊ぶ・アトラクシア】年明け前に瑠璃色な
正月前ですから鬱なんです。だから正月前のブログのタイトルとかもう責任取りません。僕が悪いんじゃなくて、悪いのは寧ろ正月という行事を作った日本の昔の人達にあるわけで、でもいつから正月がこんなに嫌になったのか自分でも解りません。更にはみなみけの一期が終わったりして追い討ち状態。ちなみに夜明けなは見てません。今見てるのはパンプキンシザーズ。何がショッキングって桂ヒナギク(ハヤテのごとく)とかツメ(Wolf's Rain)とかカラス(バテンカイトス)とかよりもハロルドさん(TOD2)が出てることでした。声優って凄い。
例によって小説紹介。でも何か忙しくて殆ど書いてない。そのせいでクリスマスの定番である自虐も出来ませんでした。(´・ω・)クリスマス? アニメですよ。
《小説》
「光遊ぶ・アトラクシア」(→こっち)
例の30分即興作品。悔しいかなBUMP OF CHICKEN聞いてましたとも。「supernova」という曲が無闇に良かったのでそれをループ再生しつつ書いてました。BUMP OF CHICKENはこれと「睡眠時間」だけが好きかな。
中身は結構気に入ってます。一応小奇麗にまとめてみた。今はちょっと中編の方を手がけていて、中々短編の方に気が回りません。いつか完成したらそっちの中編もこっちに乗せておきたいなあ、とは思っていますが。中身は鬼束ちひろの「Las vegas」に多少影響受けてます。旅人については掘り下げませんでしたが、これぐらいで丁度よかったかなあと思っています。
《音楽》
・鬼束ちひろ「Las Vegas」ようやく入手。同時にeveryhome以前の鬼束ちひろはIpodから消しました。昔の着飾った音楽より、今の丸裸っぽい音楽の方が好き。アルバムの中では「BRIGHTEN US」と「蝋の翼」が断トツのお気に入りです。それから最近は「NOW」の力強さに惹かれます。「Rainman」「MAGICAL WORLD」のアレンジはちょっと飾り過ぎかな。「bad trip」は純粋過ぎてかえって聴き辛い、あまりにも停滞し過ぎてる感じ。「Sweet Rosemary」は旅人のイメージ。「Everyhome」が夜の旅人ならば、「Sweet Rosemary」は昼の旅人。
旅というのは、とても悲しいことでもあると思いますし、また人は産まれながらに時間の上で旅をしていかなければならない生物だと思います。だからといって、悲しんでいるばかりじゃどうにも出来ない。人生は長いのだから、旅はそれだけ長く続く。どうしてか、人は足取りを止める事も、そう簡単には出来ないのです。
・愛内里菜「眠れぬ夜に / PARTY TIME PARTY UP」「Mint」聴きました。「Mint」はちょっと酷い。「Yellow carpet」は今までの曲を焼き直した印象、特に「Set your free」と「Believe your bravery」とかの音を感じた。地味にまとまっていることは確かなんだけど。「眠れぬ夜に」はギターの使い方が少し気が利いていない気もするし、Aメロ・Bメロはエネルギー不足というか、アンニュイさが無い。それでもサビとCメロの声の伸びは半端ない。ここだけで充分に評価出来る。「PARTY TIME PARTY UP」は純粋に楽しい。「眠れぬ夜に」とセットで送ってくるのが心憎い。
・石川智晶「1/2」も聴いた。「1/2」はイントロのコーラスは無い方が良いかもしれない。ただ歌声は虚無感というか、無常観というか、とても美しいけれど、少し悲しい、そういうものを感じる。歌そのものは全体として石川さんのメロウな声を充分に生かし切れている印象。「砂の上のドルフィン」は曲はともかくとして、歌詞が凄い。曲も充分に良いんだけど、本当にこの歌詞は美しい。安らかで、弱々しいのだけれど、優しい闇の中での、輝かしい目覚め、みたいな。「水槽の中のテトラ」が昼ならば、「砂の上のドルフィン」は夜。
・色々とクラシック買い漁った。有名なのばっか聞きました。良かったもの一つはサン=サーンスの「動物の謝肉祭」で、道化めいた音の移り変わりが大好きです。その癖、ちょっと気取ったような神秘性が好き。「ぞう」「水族館」「森の奥のかっこう」「白鳥」の四曲がお気に入り。それからシュトラウスの馬鹿っぽさが好きです。
【小説】
・吉本ばなな「キッチン」「白河夜船」
「キッチン」はどこぞで書いたので省略。
「白河夜船」はアンニュイな眠りの感覚を美しく描いてる三作。全て「目覚め」までの道程を細く美しく描いているのだけれど、ただ死者(永遠に失われたもの)が居なければこの世界観は成立出来ないように思う。それが少し残念。個人的には「白河夜船」のメロウ・チューンのやわらかでスローテンポな愛より、「夜と夜の旅人」の時間の無情さと、しっとりした寂しさ、の方が好き。
・北杜夫「酔いどれ船」
最後の「或る一人の女の物語」で「獣性」を拾ってくるのはどうかなあ、という印象。そこまでの物語が丹念に仕上げられている分、何もこんな風にしてまで野蛮で力強いリリシズムの舞台を作り上げなくてもなあ、という印象。ただ、ミスマッチであるのは確かなのだけれど、プロローグとエピローグの醜いまでに情熱的なリリシズムは本当に美しい。その途中に挟まれる物語としては、「或る一人の伯母の物語」がとても面白かった。煩雑だけど猥雑なエネルギーに満ち溢れた街。その描写がとても心地よかった。
・ツルゲーネフ「ルーヂン」
ルーヂンはただ滑稽な空想家でしか無い、というのが最初の感想だったが、最終的に戦争に出ていったところには何とも悲しい情熱を感じたし、ツルゲーネフ本人のフォローもあってか、次第に意見が変わった(嫌悪感を感じるのは変わりないが)。ナターシャのところのルーヂンはあんまりにもヘタレである。しかし、思うのは、果たして彼が滑稽であることを笑える人間の何人が、このような滑稽な情熱に身を浸せるのだろうか。
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