« 【それでも夜明けが来るのなら】「新年は二次創作から始めるっていうのはどうかな?」「…………」「なかなか良い始め方はねーな……」 | トップページ | 【けもの謳う】腕の痛いオボンヌ »

【夜の燦】ユーディが倒せない

 例によってタイトルはユグドラです。
 トラウマです。BF03とBF16のユーディは普通倒せない。
 後ルビースタッフ、フランベルジェ、ミゼルの靴シリーズコンプリートも普通出来ない。少なくともスティール使えないうちは無理でしょう。

【小説】
(1)「夜の燦」(→こっち
 某サイトの短編コンテストに出した作品です。個人的には結構好きでした。何か結果はどういうものになるのかは大体見えていますが気にしない。
 こっそり自己解題。
 葉子も春枝も見事なまでに自尊心の塊です。春枝は家を出るための狂言だったとキリスト改宗のことを言いますが、実際に改宗をしている。葉子は春枝を憎んでいる(これはよくある話ですね)。葉子は結局工務店を引き継いだ(独身)。大体本文中だけからさらうとこんな感じだと思います。
 葉子は中々に嫌な子(というか、そうならざるを得ない)だと読み返して思いました。十三年経ったのに、まだそのときの嘘を非難している。しかもそれは、口実としての嘘でしかないのに。「あたしは、お父さんと血の繋がってるあんたが、ずっと憎かった」と思いながらも、それを春枝のように言うことは出来ない。
 だからといって、葉子だけが嫌な子って訳でもない。
 春枝も、充分に嫌な子だと思います。「許してくれるか、怒らんといてくれるか」と言う割には、春枝の告白はどこか押しつけがましいし、結局はキリストに改宗している。口実を作らなければ家を出ていくことも出来なかった。浅ましいと自分を思いつつも、血が違うことでより強く贔屓されてしまうと思っている。葉子とは正反対のようであって、どこか確実に似たところがあります。
 どうして最後に葉子が苦しむのか、ということです。
 工務店を引き継いだのは、葉子が純粋に父親を愛していたところにあったからです。だからこそ父親もそれを受入れるべきか苦しんだわけだし。次女が居ないし、自分は長女だからという思いもあったでしょう。その純粋な感情、春枝に対してのコンプレックス抜きに工務店を引き継いだつもりだった。それなのに、春枝の告白を聞いているうちに、「まるで自分が責められているような気さえしていた」。春枝の告白はかなり葉子を攻め立てるものでした。血の繋がっていないという葉子のコンプレックスを根本から叩いている(「血が違うということで、本物の娘以上の関係」)ところがあります。葉子は工務店を引き継いだ理由を答えられない。それは純粋な感情のつもりだったのに、その気持ちを「血が違うということで、本物の娘以上の関係」を意識したんじゃないか、と疑っている。純粋な「決意」が策略めいたのに思われてくる。そして自責に至る、ということです。
 葉子は春枝の攻撃的な告白に気がついていません。本編のバックグラウンドが読めないだろう点はそこにあると思います。三人称の旨みを生かせなかったなあ、というのがひとつ。それから、キリスト改宗の点を掘り込まなかったのがひとつ。テーマの「決意」を考えると春枝の告白は「決意」とはいえない点もひとつかな。大体気付けてるウィークポイントはそんなものです。某空さんがフルボッコしてくれるのを気長に待とうかなあと思ってます。怖いけど。
 ちなみに聞いてたのはシューマンでした。

(2)「青と青のララバイ」(→こっち
 色々楽しかった。何も言う必要はありません。テンションがあまりにHighだったので書いているうちは気付きませんでしたが、読み返すと酷い電波だなあと思えてきました。でもまあ、楽しければそれでいい。聞いてた曲は「さよならソリティア」と「BLUE」どっちも名曲だなあと思います。

【雑記】
 「パンプキン・シザーズ」を見終わりました。色々言いたいことはあるけど面白かったです。どうしてもまた連載中の作品であった以上、ああいう終わり方しか出来なかったんだろうなあ、とか。
 舞踏会のところでソリスとエリスの株がぐっと上がったのと、後株がずっと上がりっぱなしだったのがオレルドかなあ。オレルドはどこまでも良い人でした。
 全体的に設定が濃密で凄く面白かった。オーランド伍長のランタンみたいなチートがあるのは少年漫画として仕方ないとは言え、偏り無くキャラが生きていた、紛うこと無く「陸上三課」全体の物語でした。ステッキンはちょっと地味でしたが。まあ彼女は電波ED担当ということで放置しておきます。ごめんなさい。
 正直2クールで終わったのが辛かったです。こう思えたアニメは多分久々。後地味に各話のタイトルが好きでした。ちょっぴり洒落てるところがあった。「粗野にして美味」とか好きでした。
 ホント2クールで終わるのは勿体ない。
 次は「あさっての方向。」です。別にロリコンじゃないんだけど、からだちゃんは健気でかわいい。結構薄暗い話なんだけど、どこかにほんのちょっぴりの希望がある気がする。1クールで短くまとめられるそうなので期待もしています。
 音楽の方は「あさっての方向。」EDの「スイートホームソング」が聞きやすかったのと、Suaraの「光の季節」を例によって聞いてます。後今更クロノクルセイドEDの「さよならソリティア」はSee-Sawの梶浦さんの編曲だということを知りました。同CDの「here we stand in  the afternoon dew」という曲も好きです。

|

« 【それでも夜明けが来るのなら】「新年は二次創作から始めるっていうのはどうかな?」「…………」「なかなか良い始め方はねーな……」 | トップページ | 【けもの謳う】腕の痛いオボンヌ »

コメント

更新したので見てみて 

投稿: 魔神K | 2008年1月27日 (日) 21時45分

内輪自重><

投稿: Raise | 2008年2月10日 (日) 22時53分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/196957/10010930

この記事へのトラックバック一覧です: 【夜の燦】ユーディが倒せない:

« 【それでも夜明けが来るのなら】「新年は二次創作から始めるっていうのはどうかな?」「…………」「なかなか良い始め方はねーな……」 | トップページ | 【けもの謳う】腕の痛いオボンヌ »